ないれじ/nicelegend’s blog

九州大学三年生(21)。趣味やら学んだことやら日記やらを書いてみようかなと思います。

性分業について思うこと

「男性は外で仕事をし、女性は家で家事をすべき。」
上に引用した中日新聞tweetによると、依然とそうした考えの持ち主も40%程度いるという。

実を言うと中学生くらいまで、私もそう思っていた。
親戚のほとんどはそうした家族形態を取っていたし、実家もそうだったのでそれが"普通である"と認識していた。

今ではその不合理さに気づき、かなり考えを改めている。
色々考えて、性分業的な考え方は人の可能性を狭めるものだと分かっってきたからだ。結論から先に言うと、性分業は"これ(家事や仕事)は自分の領域ではない"と思い込ませることで、著しくその人の選択肢や選択肢を阻めてしまう。故に性分業は望ましくない。と言うのが今の私の考えだ。


男女ともに自己実現の機会を奪う
性分業的な考え方は男女ともに自己実現の機会を奪う。女性の社会進出については多く語られているので、ここではあえて男性側のデメリットについて述べようと思う。

「家事は女性がするもの」と思い込んでいると、その男性は自ら家事をしようという意欲を失ってしまう。そもそも自分がする選択があると気づかなくなる。個人的に、これはかなり勿体無いことだと思う。彼は今後の人生において、「家事を楽しむ」という選択肢をバッサリ切り捨てたことになるのだから。一料理好きの身としては、勿体無いなと心から思う。

もちろん家事と就業とでは、環境の制約等様々な条件が異なるので一概に対比するのもいけないが、"これは自分の領域ではない"と諦め、任せっきりにしてしまうという構造は、男女ともに共通している。

「男性だから家事できなくて良い」も、「女性だからビジネスはしなくて良い」も通用しなくなってくるこれからの時代、今自分に必要な行動は何だろう?と問い直し、行動していく必要があるのだろう。