ないれじ/nicelegend’s blog

九州大学三年生(21)。趣味やら学んだことやら日記やらを書いてみようかなと思います。

「ボカロで覚える高校世界史」感想

 世界史に対しては良い思い出がない。高校の時、世界史Aを受けていたものの、遠い昔に遠い地で起きていた出来事に一切関心を持てず、とりあえずそれなりに暗記だけして乗り越えた科目だ。
 しかし大学に入り、色々と経験する中で世界史の知識の必要性を感じた。
本読む中で出てくる出てくる世界史の用語...全然頭に入ってこないやばいということで購入したこの本。
 「ボカロで覚える高校世界史」世界史をテーマにしたボーカロイド楽曲に合わせて楽しく世界史の知識を身につけてしまおうという参考書。

 第一印象は、世界史という薬をボカロという糖衣で包んだ糖衣錠なのかなというもの。しかしその予想を超えてきた。
 先の比喩を踏まえてこの本を表すなら、糖衣がゴディバ製で、気づいたら薬の苦味を感じなくなっている。そんな参考書って感じ。(動画note下↓)

どの曲も面白く、クオリティが高いが、個人的には特に
「歩きスマホの道はローマに通ず」と「銃声の交響曲
の2曲が好き。
「歩きスマホの道はローマに通ず」は家の裏でマンボウが死んでるPが手がけた曲。クワガタにチョップしてタイムスリップしたりする彼の世界観ならではの楽曲。歩きスマホは怖いなと思いました(小並感)
なんか悔しいけどこれで古代ローマ史ざっくり頭に入る...
「銃声の交響曲」は40mPが制作。シリアスカッコイイ曲...テーマが世界大戦ということもあり軍靴が聞こえてきそうな雰囲気の一曲。
 全体的に面白い楽曲揃いでボカロCDとしても良い(楽曲視聴)

教科書を全員に渡すだけでは成し得なかった、「関心を持たせる」ことに特化した参考書として固有の立ち位置を持ちそうだ。
これ一冊では不十分だと思うが、本格的に一問一答なんかに取り組む前のモチベーション向上に効果的なのかなと思うと同時に、もう一年早く出してくれればと思わざるを得ない。